concept
スクラッチタイルは旧帝國ホテルでの使用が引き金となって官庁や大学、金融機関などで多く使われ大正末期から昭和初期位まで非常に流行した建築材料です。
ここ本郷界隈でも東京大学の校舎をはじめ
多くのスクラッチタイルをまとった建築が残っており、新しい建物と混在し、歴史的な趣きのある街並みを形成しています。
今回の計画では、RC打ち放しの建物の一部に、スクラッチタイルの風合いを持つタイルをまとわせ、新旧の対比を通して本郷の街の持つ歴史性を表しています。
data
所在地 / 東京都文京区
規模構造 /RC造地下1階+地上5階
主要用途 / テナント+オフィス
敷地面積 /111.42㎡
延床面積 / 398.30㎡