2011年4月 改修工事 一年点検を終えて
なぜアーキスタジオに決めたのか?
リフォームであったため、設計事務所に依頼することは難しいかと思いつつ、いくつかの設計事務所や工務店をあったってみるつもりでいろいろ調べていました。
そして、インターネットでたまたま見つけたアーキスタジオさんのHPを見ると、分離発注を実施していたり、適正コストの追及をしている数少ない設計事務所であるということも知り、近所であったので、とりあえず連絡をしました。
滝川さんと話をしてみるとすごく誠実そうな方で、少ない設計期間や工期、また、リフォームにも関わらず快く引き受けていただけるとのことで即決しました。
設計期間
今まで、建築家は自分の意見を曲げず、あまり施主は意見を言いづらい、私達の要望は反映しづらいのではというイメージがありました。
しかし、滝川さんの場合は、提案はするが決めるのは施主だからと言って、私たちの意見を十分に聞いて、その意見を取り入れつつ、良い方向に導いてくれます。
施主の意見を取り入れ、コストを抑えつつ、設計者の考えも実現させることを目指しているということを感じることができ、滝川さんに依頼をして本当によかったと思いました。
プランを作る際、私も建築に興味があり、簡単なスケッチで案を考えたりして打ち合わせをしてきました。
最初は、対面キッチンのある一般的なマンションのような間取りで進んでいたのですが、ある時、滝川さんから平屋の中心部分を円柱でくり抜き丸い天窓付きの円形ホールを造る!?という斬新な計画を提案頂きました。
初めはホールの使用用途もよくわからず、かなり不安はありましたが、滝川さんからすごく良い家になるとの説明を聞き、対面カウンターキッチンを諦め、円形ホールの家とすることを決めました。
現場で
打ち合わせの日時など全て私達の予定に合わせて、夜や休日に実施して頂きとても感謝しております。
また、現場が始まってからは、私の勝手な要望を受け入れて現場での打ち合わせを設けて頂きありがとうございました。
建物が解体していく過程や、完成していく過程が実際に見れて非常に楽しく勉強になりました。
施工中の滝川さんは、施工現場をほとんど確認しないという設計者もいるという中、最終的に見えなくなるような天井の中、床下等も含め、実際の施工状況を段階毎、場所毎に一つ一つ確認され、間違っているものはやり直しをさせたりと、良い建物を作るということに妥協せず、主体的に現場を仕切っていてすごく頼もしい存在でした。
住んでみてどうか?
完成してみて、こんなに快適で住みやすく不満がない家ができるとは思いませんでした。
住宅の中心に円形のホールを設け、その丸い空間を囲うようにリビングや寝室、水回りを配置していることで、家中に一体感があり、どこにいても非常に広々として居心地が良く感じます。
ホールの丸い天窓からは明るい光が差し込み、家の中までを非常に明るく快適な空間にしてくれています。
来客があると、皆意外性とその素敵な空間に驚き、喜んでくれてホールは人が集まる空間となっています。この斬新なアイデアを取り入れて本当によかったと思っております。
また、冬も夏も快適で暖かく、すごく心地良い家です。本当にありがとうございました。